『バランス弁当下準備~タンパク質編~』by 大野かおりさん

先月に続いて、大野かおりさん(アスリートフードマイスター2級)に、『バランス弁当下準備~タンパク質編~』をご紹介いただきます。

    ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

上写真:ある日のお弁当

■『バランス弁当下準備~タンパク質編~』

前回のビタミン・ミネラル編(ジャーベジ・ジャーフル)に続き、今回はお弁当主菜のタンパク質編として、下味冷凍肉(フローズンプロテイン⇒フロプロ)と、冷凍カット野菜(フローズンベジタブル⇒フロベジ)活用法をご紹介します。

お肉をやわらかくするコーティング液に漬けて冷凍したフロプロにフロベジを加えて一緒に加熱調理するだけ!ごはんにのせると味がしみ込み、お肉もしっとり食べやすくなります。

■作り方■

フロプロ 

上写真:大野家の「フローズンプロテイン⇒フロプロ

コーティング液の例:肉の目安量200gあたり

(和風)ゆず塩麴⇒塩麴大さじ2 ゆずこしょう小さじ1

(洋風)ハニマヨ⇒マヨネーズ大さじ2 はちみつ小さじ1

(中華風)ジンジャーオイスター⇒オイスターソース大さじ2 おろししょうが小さじ1  

冷凍・湯煎に使えるポリ袋にコーティング液とペーパータオルで水分を拭き取った肉を入れて揉み、平らにしてから保存容器に入れて密封冷凍します。

フロベジ

上写真:大野家の「フローズンベジタブル⇒フロベジ

オススメ常備の例:安価時に買って新鮮なうちに冷凍して栄養キープ!

〇パプリカ&ピーマンミックス⇒ビタミンCたっぷりで彩りも抜群

〇きのこミックス⇒冷凍することでうまみ成分グアニル酸がアップ

〇きざみパセリ・青ネギ⇒ビタミンCがキープされたまま、いつでもトッピングに便利

ムラなく冷凍、解凍、加熱ができるようカットサイズをそろえて、できるだけ空気を遮断して冷凍します。

まずポリ袋に入れて空気を抜いてから、さらにジッパーつき保存袋に入れると、食材の鮮度と栄養がより守られるうえ、扱いやすくなります。汚れたポリ袋は使い捨て、ジッパーつき保存袋は再利用できるので衛生的&経済的にもおすすめです。

■活用例■

カラフル丼

💛筋肉材料のタンパク質と筋繊維をつなぎ合わせるビタミンCをドンブリで💛

■作り方■ 

①フロプロ(中華風ひき肉)を解凍し、ゴマ油小さじ1で火が通るまで炒めパラパラにする

②フロベジ(パプリカ&ピーマンミックス、コーン)、一口大に切った厚揚げを加え軽く炒めて混ぜ合わせ、ごはんにのせて黒ゴマをふる

■ポイント■

フロプロは一週間単位で牛・豚・鶏肉がまんべんなく摂取できるよう下準備し、使い切るようにしています。

時短調理には前夜から冷蔵室へ移して解凍しておいた薄切り肉やひき肉が向いています。

一口大に切った肉の場合は解凍後に片栗粉をまぶして揚げ焼きにするのもおすすめです。

フロベジは時短で加熱調理ができるので副菜を一品足したい時にも便利です。季節の型抜き野菜なども下準備があればサッと彩りに使えます。


■プロフィール■

大野かおり:アスリートフードマイスター2級
第1回アスリートフードマイスターレシピコンテスト(補食)優秀賞受賞
冷凍生活アドバイザー、塾講師

最新情報をチェックしよう!