※2016年10月掲載 アスリートフードマイスター公式ブログ「バナナが大事」を転載の内容です
運動会応援企画も第6回目となりました。
今回は、ケガをしてしまった時のお弁当です。
まさかの骨折やねんざなど、できるだけ早い回復を願う気持ちの
お弁当をフードスタイリストとしても活躍している林くみ子さんに
ご紹介いただきました。
スポーツにケガはつきもの。
本当はケガをしない事が一番なのですが、絶対はありませんね。
そこで、けがをしてしまった時のサポートについてお話をさせていただきます。
ケガをしてしまった時。応急手当や、病院、治療院で適切な処置をする事は
とても重要ですが、その他にもできる事はあります。
ただ漠然と休養をとるのではなく、一日も早く復帰できるように意識しながら
生活を送る事が大切です。
ケガの回復には、成長ホルモンを分泌させる事が重要で、そこに必要な
栄養素をプラスする事で、ケガを少しでも早く回復させる事に期待ができます。
成長ホルモンの分泌に必要な事は、適度な筋トレと睡眠。
必要な栄養素とは、もちろん食事の事です。
傷ついた身体を修復させる為に必要な栄養素を知り、適切に摂る事で
少しでも早くケガの回復を早める事ができたら嬉しいですね!
今回は、骨折をしてしまった時を例に、お弁当をつくりました。
ねんざ等の腱のケガにも早い回復が期待できますよ。
【お弁当メニュー】
・カリカリ梅、じゃこ、青菜のおにぎり(カルシウム・ビタミンC)
・手羽中の、みたらしあんがらめ(コラーゲン)
・きのこのマリネ(ビタミンD)
・桜エビ入りだし巻き(カルシウム・たんぱく質)
・ミニトマト(ビタミンC)
・レタス(ビタミンC)
・ブロッコリースプラウト
【骨の修復に必要な栄養ポイント】
じゃこ、青菜、桜エビのカルシウムで骨を強化し、
きのこのビタミンDがカルシウムの吸収率をUPさせます。
そして、玉子焼きのタンパク質、手羽中のタンパク質の一種である
コラーゲンも骨を作る為にはとても重要です。
また、ビタミンCはコラーゲンを合成するために必要な栄養素です。
必ず一緒に摂るように心がけましょう。
このように、都度の食事の栄養を意識して摂る事で、少しでも早く
ケガを回復させる事が期待できるのです。
一度に摂れる栄養素はそれほど多くありませんが、塵も積もれば山となる・・・。
日々のお弁当も、大切なケアの一つですね♪
【超簡単!手羽中のみたらしあんがらめ】
手羽中に片栗粉をまぶし、サラダ油を熱したフライパンで両面を
こんがりと焼きます。
そこに、みりんと醤油を1対1で合わせた液入れ、
とろみが出るまで煮絡めるだけ。
冷めても美味しいのでお弁当にぴったりですよ。
林 くみ子
アスリートフードマイスター2級
女性誌を中心にフードスタイリングの実績多数。
アスリートフードセミナー講師としても幅広く活動、アスリート少年の食アドバイスには定評がある
アスリートフードマイスター 林 くみ子のブログ
http://ameblo.jp/makai-market/