【アスリートフードマイスター紹介】南雲嘉代さん

資格を取ったけれど、ほかの人はどのように資格を活用しているのか、どんな活躍をしているのか知りたいと思いませんか。

日本各地で活躍するアスリートフードマイスターの皆さんですが、シーンはもちろん、アスリートとの関わり方も実にさまざま。これから資格をどう生かしたらよいか悩んでいる人も、実際に選手をサポートしているという人も、ほかの人の活躍を垣間見ることで、一歩を踏み出す勇気をもらったり、悩みを解消するヒントを得られたり、プラスになることがたくさんあるのではないでしょうか。

今回は、4歳・7歳・10歳の3人のサッカー少年の母としてサポートをする南雲嘉代さん(アスリートフードマイスター3級)をご紹介します。


南雲家のサッカー少年たち

南雲嘉代さん
プロフィール/アスリートフードマイスター3級
2018 年アスリートフードマイスター 3 級を取得。
4歳・7歳・10歳の男児 3 人の母。夫が幼稚園児〜小学生を対象としたサッカークラブの代表をつとめている。
現在、息子3人もサッカーをしている。

ちょうど2018 年にサッカーワールドカップがあり、日本代表選手の奥さんが「アスリートフードマイスターの資格を取得してサポートしている」と話題になっていたことから興味を持ちました。
私自身が全くスポーツに関わってこなかったので、何の知識もありませんでした。
夫はもちろん、子ども達もスポーツに関わるようになったため「いつか食事面でサポートできたら」と思いアスリートフードマイスター養成講座を受講しました。
とはいえ、アスリートフードマイスターの資格を取得した頃、子ども達はまだ1歳・4歳・7歳とアスリートという年齢ではなく、単なる私の好奇心から取得したという感じです。

Q アスリートフードマイスターとして活動していることは?

長男がサッカーを始めた4歳の頃、練習は週に1回程度でした。
それが、今では週に5回。
日によって練習時間や場所が違ったり、週末は試合であちこち出かけたり、サッカーに比重をおいた毎日です。
そんな中、アスリートフードマイスターで勉強した知識を活かしながら、私も一緒に学んでいるところです。
試合の前は、その日の試合のスケジュールや天気を調べ、どんな補食が食べやすいか、またどのタイミングで食べたら良いか、長男と相談します。
その時にアスリートフードマイスターのテキストを出して、一緒に見ながら考えています。
活動というほどではないですが、サッカー少年の生活に寄り添ったサポートを心がけています。
試合予定を確認しながら補食のタイミングを相談

Q 資格を取得して得たこと・役に立ったことは?

栄養士の方のような専門的な知識はありませんが、子どもが小さいうちにアスリートフードマイスターの勉強をしたことで、まだサッカーが本格的になる前から「これは筋肉にいいんだね 」とか「これは疲れが取れやすいんだよ」と伝えられ、生活の中で自然にスポーツ栄養の話ができたのはとても良かったです。
たとえば、パン屋さんに行って「試合のすぐ後に食べるのはアンパンとかジャムパンが良いんだよ」と話すと、「そっかー」と。そして、それまで買おうとしていたクロワッサンをやめてアンパンを買っていたりします。そんな風に日常生活で気負わずにスポーツ栄養の話ができていると感じています。
あとは、サッカー少年の母は忙しいですね。朝早くからお弁当を作り、遠くまで送迎して応援。試合後は下の子を迎えに行って、そのまま公園で遊ぶ…、などなど。自分がプレーしているわけではないのにヘトヘトになります。そうなると夕ご飯作りたくない…と、そんな考えが頭をよぎります。そう思う反面「試合後にきちんとした物を食べさせたい」という気持ちも捨てきれません。
そんな時に、アスリートフードマイスターの知識があると、ものすごく簡単だけど疲労回復できるメニュー:たとえば、豚肉とニラとキムチを炒めるだけとか。ものす ごく簡単だけど鉄分補給できるメニュー:たとえば、カツオのたたきとか。自分の中でもレパートリーがいくつかできたことがとても良いですね。

Q アスリートフードマイスターとして最近失敗したことは?

資格を取ってすぐの頃の私は、つい知識を優先した補食やお弁当を持たせてしまっていました。
「肩に力が入った自己満足なお弁当を作っていたのかな」と反省しています。
お弁当は「楽しみなもの」という気持ちも大切にしてあげなければと思います。

Q アスリートフードマイスターの活動の中で活動の中でうれしかったことは?

コロナの影響で公式戦が無観客となり、応援に行けなくなってしまった時、補食用に黒糖入りのカステラを焼いて持たせました。試合の合間、チームメイトに「このカステラ、ママが作ったんだよ。補食にはカステラが良いんだよ」と話したそうです。後からそんな話を聞き、「応援に行けなくても母の応援する気持ちは伝わったかな」と嬉しくなりました。
大会で持たせた補食用の手作りカステラ①
大会で持たせた補食用の手作りカステラ②

Q アスリートフードマイスターとして心掛けていることは?

「スポーツ栄養の勉強をするよ」と言うと、グッとハードルが上がってしまうので、日々の食事作りや食卓での会話で栄養について伝えるように心がけています。たとえば「今日は暑い中いっぱい走って頑張ってたね。だから、豚肉で疲労回復なんだよ。ご飯もいっぱい食べてね」と、伝えるようにしながら食べています。
とはいえ、息子達も主人も帰ってきて第一声は「今日のご飯なに?」です。
❝栄養でサポート❞と思うことも大切ですが、結局は「家族みんなでの食事を楽しみにする気持ちを大切にしてあげたいな」と思っています。

Q これから取り組みたいこと・目標は?

息子達はこれから、中学生、高校生…となり、サッカーと関わる日々はまだまだ続きます。
だんだん 自分で 食事の管理をする時がくるかと思いますが、そんな時ふと「確かアンパンが良いって言ってたなー」とか、些細なことでも 思い出してくれたら嬉しいです。
そして、誰かに言われるからではなく、自分で自分の体について考えて食べ物を選べるようになって ほしいです。
長男だけでなく、次男、三男にも食事の大切さを伝えていきたいです。

Q 好きな(応援している)アスリートと、その理由は?

前述した通り、私はスポーツと無縁で、スポーツをする事も見る事もないので好きなアスリートが思い浮かびません。すみません。
でもチームの子ども達がプレーするのを見るのは大好きになりました。
応援しています。

Q あなたのGOOD FOR ATHLETE(アスリートにとっておすすめの品)は?

★ピンクイオン
いろいろな種類のミネラルがたくさん含まれている。ハイポトニック飲料なので汗をかいている運動中には水分とミネラルを素早くチャージできる。

★生活クラブ生協の温州みかんジュース濃縮還元ではないストレートジュース。原料は国産で、薬品を使わずに外果皮を取り除いて搾った 100% ジュース。通常のオレンジジュースより酸味が強く、クエン酸の補給にピッタリ。

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