本日は、学生TOPアスリートで成長目覚ましい注目の選手にインタビュー。
強豪・明治大学体育会水泳部の1年生、岡島大志選手です。
岡島選手は、2019年11月から、アスリートフードマイスター3級(AFM3級)講座を通信教材で学習し、12月の試験にチャレンジ。見事合格し、3級の資格を取得されました!
高地合宿前の低酸素トレーニング中の岡島選手をキャッチアップ(in豊洲)!
まずは岡島選手をご紹介します。
【プロフィール】
岡島 大志(オカジマ タイシ)選手
2000年生(19歳)
競技名 水泳競技個人メドレー
出身校 愛知県 豊川高等学校
(36期水泳部主将)
出場実績 ◆2018年第40回 全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会200m個人メドレー:長水路(15~16歳の部) 優勝2:04.12 ◆平成30年度8月第86回日本高等学校選手権競技大会(インターハイ)100mバタフライ2位53.65、200m個人メドレー 4位2:03.85、4×100mフリーリレー 7位、4×200mフリーリレー 3位、4×100mメドレーリレー 5位(男子総合3位) ◆2020年1月、東京都六大学水泳競技対抗戦出場 ◆2020/01/19現在:200m個人メドレー(長水路)自己ベスト2:03.23
◇水泳競技を始めたきっかけを教えてください◇
幼稚園年中(5歳)のときに、周りの友達が水泳を習っていたので、自分も習いたいと両親に頼んだのがきっかけ。当初はいやいや通っっていましたが、小学1年生になって「選手育成コース」に入り、少しずつ結果が出せるようになってきて水泳が楽しくなってきました。小学校3年生で選手コースに上がり、5年生で初めて全国大会に出場したことで、自分の中で水泳で挑戦する楽しさを意識し始めたのだと思います。
◇水泳競技のどんなところが好きですか?◇
結果を見るのがタイムということもあり、はっきり勝負がつくスポーツ。他の選手との勝負だけでなく、自己ベストを更新するという「自分との勝負」ができるところですね!
それと、年に数回ある他の都道府県の選手たちと競い合う全国大会で、普段会えない選手たちと情報共有ができることはもちろん、一緒に泳げることも楽しみのひとつです。
◇尊敬する選手、あこがれの選手いらっしゃいますか?◇
水泳選手ではありませんが、小さいころから両親が野球好きだったことに加えて愛知県出身ということもあり、「イチロー」選手が身近な目標でした。昔から両親にも「イチローみたいなれ!」と言われていたので育ってきたので、自然と目指すようになりました。
水泳界では、「自分との勝負です!」(笑)
◇イチロー選手を追いかけて自分との勝負に常に挑んでいる岡島選手。今回アスリートフードマイスターを受講したきっかけを教えてください◇
母親が栄養士ということもあり、 料理は 昔からよく手伝っていたし食に興味がありました。大学の寮生活が始まり自炊をすることになったので、競技力向上のため自分自身でより良い食事がとれるようになりたくて受講しました。
約4,000Kcalを消費するスポーツですから体づくりのための食は重要ですよね。でも、競技練習を続けながらの毎日の自炊!大変ですよね。12月は大学の授業や試験、水泳部の毎日の練習、試合参加等、忙しい中でしたが、みごと3級「合格」! 改めておめでとうございます!!
ありがとうございます。(笑)
◇学生アスリートとして忙しい日常の中でどのように学習時間をつくりましたか? また、学習方法の工夫などありましたら教えてください ◇
大学の授業に空き時間がちょくちょくあったので、校内の図書館で勉強したり、 毎日 寝る前に30分弱だけその日に覚えたことを少しずつ復習して覚えるようにしました。 だいたい約2カ月ぐらいの勉強で合格することができました。
◇忙しい選手生活の中でも、毎日意識するれば勉強する時間は作れるのですね。辛いと思ったこともありましたか?◇
いいえ。自分のことなので、「しなきゃ!」というより、「したいな!」と思って時間を作って実践しました。料理も自分でやっていたので、食品の裏表の品質表示を読んで、より良い物を選ぶようにしながら、覚えたことを実践して体に沁み込ませていった感じです。
アスリートとしてアセスメントを受けながら、自分自身でも食事について学習し理解を深める。アスリートフードの学習ノートは、重要点は色分けして、びっしり書き込まれている!
◇買い物も楽しくなってきましたか?◇
はい、そうですね(笑)
◇学習して興味深く感じた事。日常生活で変化はありましたか?◇
やっぱり食材の選び方かな。いろんな種類の食材がある中で、「こんな時にどっちを選ぶか??」って意識するようになりましたね。今までは「ちょっと安い方を選んだ方がいいな」と思っていましたが、最近は食材の裏を見てより良いものを選ぶようになりました。
◇もともと好きな食材って何ですか?「これを食べると元気になる!」といった岡島選手の勝ち飯や、好きなお料理などはありますか?◇
昔から魚が好き。鯖が特に好きだったけど調理が難しい!! で、簡単に食べられる鯖の味噌缶を炊飯器で米と一緒に炊くだけの「サバの味噌ご飯」をよく作って食べます。
「たんぱく質が取れるし、骨ごと食べられるのでカルシウムも取れる」ということを聞いていました。勉強するようになり、魚に含まれる脂も良いと聞いて、さらによく食べるようになりました!
岡島選手の寮でつくるお手製アスリートフード!!
ちょっと足りない時もあるけど、緑黄色野菜増えてきました
◇学習してから食の好みや価値観、食べ方に変化などありましたか◇
もともとトマトが苦手なんですが、緑黄色野菜を食べるように意識してから積極的に食べるようにしました。自分でひと手間かけて食べるようになった。名前は忘れちゃったけど、モッツアレラチーズとトマトを並べて、一緒になら食べられます!
トマトとモッツアレラチーズのカプレーゼ?? なかなかおしゃれですね!!(笑)
◇岡島選手は、お料理が得意と伺っていますが、大切な仲間にごちそうするとしたら、どんなお料理でおもてなしをしたいですか?◇
仲間はスポーツ選手が多いから、がっつり食べられる「唐揚げ」や「カレーライス」をごちそうしたい。たくさん具が入っているカレーが好き。
◇マイカレーでおもてなしですね!ご自身でカレール―から作るのですか??◇
はい、肉は「鶏と牛」両方入れて大きめに切った野菜もゴロっと入れます。一回に作る量が多いから、次はいつできるかな?(笑)
料理好きの岡島選手 包丁さばきも慣れている!
<寮生向け調理実習にて先輩マネージャーと下ごしらえ>
◇AFM3級の資格を取得して、今後どのように活かしたいと思いますか?◇
今後の競技力向上のために、自分の食事を気を付けるのはもちろんですが、将来競技生活を終えて子供ができたら、スポーツを何かしてもらいたい。その時に、自分が料理をしてあげたり、教えたりできたらいいなと思ってます。
競技パフォーマンを上げるために、健康で逞しいカラダを作る食が大切!そんなことを未来の子供たちに伝えるには、選手経験のあるTOPアスリートの皆さんがご自身の体験を添えて伝えてくださると、説得力も増し、スポーツ界の一つの文化として子供たちにしっかり伝えていくことが出来そうですね。
◇最後に競泳選手としての「今後の目標」や「抱負」をお願いします◇
今は学生なので、学生としての一番のメイン大会である「インカレ」で決勝に残り、チームのために活躍が出来るように頑張りたいと思います。悔いが残らないよう、その時に自分ができる最大限の努力をしていきたいと思います。
素敵ですね!
今後のご活躍を楽しみにしています。
本日は、貴重なお時間を頂きありがとうございました。
技術を磨く厳しいトレーニングと寮内の自炊を中心とした食トレに一緒に取り組む先輩メンバー(左から、本庄選手 3年・井元選手 2年・岡島選手 1年)
現在期待の1年生・岡島選手。インカレ優勝を担う選手を目指して、水泳も食事も特訓中!懸命に励み、実績をつくる力強い先輩たちの背中を追いかけ、明治大学体育会水泳部のレガシーを受け継ぐメンバーの一人として、さわやかに夢に向かって取り組む姿がまぶしい選手でした!
撮影協力:ASICS Sports Complex https://sports-complex.asics.com/